類似性の法則

 初対面の人と会った時に、趣味や出身地が同じで親近感が湧いた経験はありませんか?これは「類似性の法則」というものが働いています。
類似性の法則というのは、 人は、自分と似た人に好意を持つという心理学です。 好意を生み出す要因の中でも、最も影響力があるのは外見の魅力ではなく類似性の要因です。

 人は、自分と似たものに好感をもつという心理です。類は友を呼ぶということわざがありますが、人は自分と同質のものは否定することができません。
あなたの仲の良い友達を思い浮かべてみると、意外と自分と価値観や考え方が同じ人が多いのではないですか? よく、初対面の人とは何をしゃべればばよいのか分からないという話しを聞きますが、そのような時は自分と相手の共通している可能性のあることを聞いてみるとよいでしょう。
「出身地はどちらですか?」「何月生まれですか?」「好きなスポーツは何ですか?」共通する部分が多いほど、お互いにすぐに打ち解けることができ、初対面でも会話が弾むことでしょう。 ただ1度にたくさん質問したりすると相手も疲れてしまいますのでその点は気をつけましょう。
おそらく大半の人に心当たりがあるのではないかと思うのですが、この法則は、入学式など「慣れない環境」や「浅い関係の時」など、不安要素がある状況では特に効果的です。 似ている人や、同じ趣味、同じ境遇の人に、親近感を感じるのです。

 この類似性の法則は恋愛に応用しない手はありません。 スポーツなどの趣味があうとそれに越した事はないのですが、大体の場合は男女の趣味があう事はありません。 劇的な効果があるというわけではありませんが、ある程度の距離を縮める事はできます。
それでは定番類似性のテクニックを3つ紹介します。 参考にしてください。

@相手が好きなアーティストを事前に調べていおいて、そのアーティストの話しができるように勉強をしておく。
A相手が今見てるドラマを自分も見る。
B相手がやってるアイフォンのゲームアプリを自分もやる。

この3つが利用度が高いテクニックでしょうか。 文字にするとあまり印象的ではありませんが意識して当テクニックを利用すると思った以上にこれらのテクニックは効果があります。 はじめは友人相手でもいいので試してみてください。
とにかく恋愛は、話しが合わなきゃ話しになりません。 話しが合わないなら、合うよう努力すればいいのです。 どんなに小さなコトでもいいので、相手との中に類似点を探してみてください。 相手の好感を勝ち取るには、類似性の法則は非常に役にたつでしょう。
あなたは好きな相手と共通点がありますか?共通点を突破口にして、ぜひ会話の幅を広げてみて下さい。



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