吊り橋理論

 吊り橋理論はカナダの心理学者ダットンとアロンによって1974年に発表された 「生理・認知説の吊り橋実験」によって実証されたとする学説。「恋の吊り橋理論」とも呼ばれる。 『吊り橋効果』というのは、次のような実験からきています。 200人の男性を二つのグループに分け、 一つは高さ50mの揺れる吊り橋を、もう一つは、高さ1mの頑丈な橋を渡らせます。 どちらのグループも、橋のまん中で一人の女性に幾つかの質問を受けます。 渡り終わった後で、女性に対しての印象を聞くと、 吊り橋を渡ったグループの男性は女性に好意を持った人が多かったという結果が出ました。 これを吊り橋効果と言います。

 つまり心理学の吊り橋効果とは、 吊り橋の恐怖によるドキドキと恋愛のドキドキを混同して、 誤解する事から生じます。 なので二人でジェットコースターに乗るのは、吊り橋効果から考えると、理にかなった行為なのです。 また、二人で美しい景色を見るのも良いでしょう。 景色の美しさと相手の美しさとを混同して、誤解してしまうのです。

ダットンとアロン実験は、18〜35歳までの独身男性を集め、渓谷に架かる揺れる吊り橋と揺れない橋の2ヶ所で行われた。 男性にはそれぞれ橋を渡ってもらい、橋の中央で同じ若い女性が突然アンケートを求め話しかけた 。その際「結果などに関心があるなら後日電話を下さい」と電話番号を教えるという事を行った。 結果、吊り橋の方の男性からはほとんど電話があったのに対し揺れない橋の方からはわずか一割くらいであったというものである。 揺れる橋での緊張感を共有した事が恋愛感情に発展する場合があるという事になる。 実験のみで厳密に立証されている訳ではないものの概ね正しいとされています。

そもそも人が人を好きになる瞬間とは一体どのタイミングなのでしょうか。 恋愛感情の発生にはいくつかの条件が必要であると言われています。 その1つに、「この気持ちは恋愛感情だ」と解釈される情動的な興奮があること、という条件があります。 情動的な興奮とは、恋愛によって「胸が苦しくなる」とか「どきどきする」という心理状態になることを指しますが、 これについて、「情動の錯誤帰属説」という説があります。 原因不明な生理的興奮がある場合、そばに異性がいると、その興奮の理由を異性のせいだと間違って思い込むというものです。 これの代表例が「吊橋モデル」なのです。



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