恋愛も人間関係、信頼関係の構築がカギ

 恋愛関係とは人間関係の最上位関係であるといっても過言ではありません。 その恋愛関係もあくまで人間関係の延長線上の一種である事に変わりはないのです。
では、出会いから恋愛関係までの心理的過程を箇条書きで示してみます。

1.出会い
2.信頼関係の構築
3.互いの魅力に惹かれ合う
4.恋愛関係の成立

いかがでしょうか、人と人との出会いには様々な種類がありますが、 出会い〜恋愛までの道のりというのはさして変化するものではありません。 ここで特記すべき点はいかに信頼関係を構築するか、という点です。

 まず、学生時代のクラスメイトや部活仲間、そして同じ職場で働く同志であれば 信頼関係の構築は時間と共に形成されていきます。 職場恋愛に的を絞って考えれば難しい事ではないのですが、 理想の異性を見つけるためには他の恋愛活動も試みていかなければなりません。
上記のように毎日を一緒に過ごす間柄であれば互いを観察する機会はいくらでも存在しているので、 恋愛関係に発展するか否かは「3.互いの魅力に惹かれ合えるか」の項目が最重要になります。

 ところが毎日、顔を合わせる間柄でない相手も出会いの視野に入れるとどうなるでしょうか? 「2.信頼関係の構築」の難易度が上がってしまうのです。 限られた時間の中で相手に好印象を与え、 自分が信頼に値する存在である事を示さなければ 恋愛関係に発展させる事はできないのです。
「今、あなたが心から信頼をできる相手は誰ですか?」と問われれば大半の人は 半生を長らくともにしてきた家族や知人の名前を挙げるはずです。 信頼関係は時間との比例関係があるので、それは致し方のないことです。
とはいえ恋愛関係に家族ほどの信頼関係がなければならないのかというとそうではありません。 「約束を守れる人か」「金銭的な信頼をおけるか」「性格において本性を偽っていないか」等の 基本的な信頼を得ていけばいいのです。 具体的にはやはり、話し方や表情、話の内容といったコミュニケーション能力が問われるでしょう。 恋愛スキルの高い人は大概コミュニケーション能力が高いもので、無意識的にこの「信頼関係構築」という関門 をクリアしているものなのです。
知人の紹介であれば、知人を介して話をする時間内にどれだけ信頼を築けるか、
ネットでの出会いであればメールを通じてどれだけ信頼を築けるのか、といった点が重要になってくるのです。 信頼関係の構築という観点でいえばナンパも例外ではありません。 声をかけてから喫茶店に誘うまでの短時間内にいかに信頼をおいてもらえるよう話をすすめられるかが勝負なのです。 もちろんナンパという方法はもっとも時間的制約が厳しいわけであり、それが難易度の高い恋活方法に直結している主因ともいえるのです。

早く彼氏/彼女が欲しい、というはやる気持ちはわかります。 ですが、まずは恋愛関係に発展させるための心理的ステップを 客観的に認識して話を進めていき、お互いの距離を縮めていかなければならないです。



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